ワンポイントアドバイス
カーテンの採寸方法
カーテンを交換しようと思っていても
・測り方が分からない。
・寸法が分からないので予算が立てずらい。
・数が少ないので見積もりに来てもらえない。または有料になってしまう。等
なかなか交換するのが面倒になってしまうものでが、下記の要領で寸法を測れば大丈夫です。
カーテンの幅の測り方
レールは大きく分けて機能レールと装飾レールの2タイプがあります。カーテンの幅は、それぞれのレールの両端に付いているランナーからランナーまでの長さを測ります。
カーテンの丈の測り方
掃き出し窓は、ランナーの先端から床までの長さを測ります。腰高窓はランナーの先端から床までの長さにするスタイルと、窓枠下で切るスタイルがあります。窓枠下で切る場合、窓枠下から15㎝~20㎝のところで切るのが標準ですが、お好みに合わせて縫製いたしますのでご相談ください。またドレープとレースのダブル掛けにする場合、レースはドレープよりも1~2㎝短くします。
ご存知ですか?フックにも種類があります
フックにはレールを見せるAタイプとレールを隠すBタイプがあります。
・Aタイプ
カーテンボックスや装飾レールのときなどにお使いください。
・Bタイプ
正面付けのドレープ側などにお使いください。装飾レールのダブル掛けの場合、窓側カーテンにはこのタイプをお使いください。
カーテンのお手入れ方法
日常のお手入れ
カーテンの汚れは、室内のチリや外気のホコリ、また手あかやたばこの煙などが原因です。いずれも時間がたつと落ちにくくなるので、日ごろから汚れをためないよういに心がけてください。特にヒダの折山やタッセルで縛った部分はホコリがたまりやすいもです。カーテンの表面に軽く掃除機をかけたり、たたいてほこりを落としてください。
日常のお手入れ
取扱い表示に従ってください。
洗剤は、中性洗剤を使用し、漂白剤は、洗濯絵表示に従ってご使用下さい。すすぎのときに柔軟剤を入れると仕上がりがきれいになります。
・カーテンに付いたホコリをよく払い、フックを全部取り外します。
・ヒダ山にあわせたヒダたたみにし、大きな洗濯ネットがあれば、ネットに入れて洗います。一度に洗濯するカーテンの枚数は1~2枚程度が適当です。
・水量は最大で、水流は弱水流にし、40℃以下のぬるま湯か水で洗濯して下さい。
・素材にポリエステルを含むカーテンは、洗いすぎると落ちた汚れが逆に付いてしまう場合がありますので洗濯は5~10分以内にして下さい。
・素材が合成繊維のカーテンは、脱水の時間が長いとシワがとれにくくなり、生地をいためます。ドレープカーテンは30秒~1分以内、レース・ボイルカーテンは8~13秒以内を目安にして下さい
・30℃以下の水で押し洗いにします。もみ洗いはシワの原因となるので避けて下さい。
・その他は洗濯機洗いと同じです。
・水温は50~60℃位、30分~1時間程度が適当です。洗剤濃度は洗剤に表示されている濃度をお守り下さい。(素材・つけおく時間・洗剤濃度により、一度とれた汚れが逆についてしまう場合がありますのでご注意下さい。)
・つけ置き後は、洗濯機洗いか手洗いをしてください
・屋外で干す場合は必ず陰干しにして下さい。洗濯ばさみをたくさん使い、ヒダを作る感じで干します。
・水気がだいたいとれていれば、室内で元のレールに吊って自然に乾かすのが一番よい方法です。
(収縮・シワの原因となる乾燥機の使用は避けて下さい。)
クリーニング店へ出す場合の注意点
・信用のおけるクリーニング店を選びましょう。
・フックは必ず外して出すようにしましょう。
・ドライクリーニングの場合も、結構トラブルの多いものです。クリーニングに出す場合は必ず寸法と取り扱い表示を双方で確認しましょう。
取扱い表示の見方
洗い方
液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる。
洗い方
洗濯処理はできない。
洗い方
液温は、40温度を限度とし、手洗いによる洗濯処理ができる。
漂白
漂白処理はできない。
漂白
酸素系漂白剤による漂白処理ができるが、塩素系漂白剤による漂白処理はできない。
乾燥(干し方)
つり干し乾燥がよい。
乾燥(干し方)
洗濯処理後のタンブル乾燥処理はできない。
アイロンのかけ方
底面温度110℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げ処理ができる。
アイロンのかけ方
底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げ処理ができる。
アイロンのかけ方
アイロン仕上げ処理はできない。
業務クリーニング
石油系溶剤(蒸留温度150~210℃、引火点38℃~)での弱いドライクリーニング処理ができる。
業務クリーニング
ドライクリーニング処理ができない。。
業務クリーニング
弱いウエットクリーニング処理ができる。
業務クリーニング
非常に弱いウエットクリーニング処理ができる。
業務クリーニング
ウエットクリーニング処理はできない。
カラーコーディネートについて
それぞれの色彩の持つ特性を知って、より効果的なカラーコーディネートを楽しみましょう!
オレンジ
食欲を生む色
太陽を思わせる、陽気さや活発さが表現できます。
家族や食欲という暖かいイメージを誘うので、ダイニングに使用してみては。
赤
幸せとリラックスを促す色
幸福感ややすらぎを与えてくれます。
人が集まる部屋に取り入れると、なごやかで楽しい空間を演出する効果があります。
ピンク
パワーを生む色
エネルギーやバイタリティーを表す色。
積極的な気分を呼び、集中力を高めます。アクセントカラーに使うと、明るい雰囲気に。
ブルー
神経をやわらげる色
心身の興奮を静める働きを持つのがブルー系統の色。
ストレスや緊張をほどき、心を落ち着かせてくれます。
グリーン
落ち着きとやすらぎを感じさせる色
心と体のバランスを取り、リラックスを促します。
心身にやさしく作用する波長を持っているので、どの部屋にも取り入れやすい色。
黄色
陽気で上昇志向をもたらす色
自然光にもっとも近いといわれる色。
希望や自信を与えたり、心を陽気にさせ、意欲的な気分と結びつきやすい色。
無彩色
モダンな印象を与える色の組み合わせ
感情を浄化させる白、強調を表すグレー、引き締まったイメージを感じさせる黒「無彩色」の組み合わせはモダンな印象を与えます。
ブラウン
土や樹木といった自然、ぬくもりをイメージさせます。淡い色は柔らかく上品に、濃い色はシックな雰囲気と、濃淡により様々なイメージに。
パープル
くから高僧や貴族が身につけてきた色、部屋に穏やかなエネルギーが浸透し、傷ついた心や体に高いヒーリング効果をもたらします。
カーテンの機能表示マークについて
カーテンのカタログや、店頭の吊りサンプルなどに表示されている機能表示マークの意味についてまとめてあります。ご購入の際のご参考に!
防炎性能を有する商品。このマークのついた商品は、防炎機能を施したもので不燃を示すものではありません。
遮光率が99.4%以上あり、一般のドレープに比べ遮光性能の高いカーテンです。
- 遮光1級・・・遮光率99.99%以上
- 遮光2級・・・遮光率99.99%未満~99.80%以上
- 遮光3級・・・遮光率99.80%未満~99.40%以上
このマークのついた商品は、家庭用洗濯機で手軽に洗濯ができます。
エコマークとは、財団法人日本環境協会エコマーク事務局が環境保全型商品として認定したものに与えられるマークです。エコマークは、「私たちの手で地球を守ろう、環境を守ろう」という気持ちを表すもので、環境(Environment)と地球(Earth)の頭文字「e」が人の手の形となり、地球を優しく包み込むデザインとなっています。。
はっ水加工を施してあるので、水滴をはじき汚れをつきにくくします。シャワーカーテンなどに見られます。
繊維上の菌の増殖を抑制する、制菌加工繊維商品です。一般家庭にて使用する製品を対象とした「一般用途」と、医療機関並びにそれに準ずる施設にて使用する製品を対象とした「特定用途」に区分されます。SEK製品は人間への直接的、間接的影響について厳しい基準でその安全性が確認されています。
防炎カーテンと言っても、洗濯しても性能が代わらないものから防炎性能が無くなってしまうものもあります。お手入れする前にカーテンに縫いつけてあるラベルを確認する事をおすすめします。
洗濯後再処理の必要ないもの
水洗い洗濯以外の洗濯後は再処理の必要があるもの
ドライクリーニング以外の洗濯後は再処理の必要があるもの
洗濯後は再処理の必要のあるもの
カーテンに使われている繊維とその特徴
天 然 繊 維
綿
用途
プリントカーテン・ドレープカーテン
特徴・メリット
丈夫で吸水性があり、ソフトで肌に優しい。ドレープ性に優れている。洗濯できる。虫への抵抗性、耐熱性に優れる。
デメリット
シワになりやすく洗濯すると収縮する性質がある。寸法の安定性を図るためにサンフォライズ加工(防縮加工)が施される。カビに侵されやすく、日光に対し若干の黄変の傾向がある。
毛
用途
主にカーペットに用いられ、ドレープやケースメントなどには一部使用される。
特徴・メリット
洗濯すると縮む。虫がつき易い。
デメリット
吸湿性が小さいので、帯電しやすい。(帯電防止加工の研究が進められている)
絹
用途
ホテルなどの特別施設に使われることが多い。
特徴・メリット
優雅な光沢、張力と弾力に優れ、手触りが柔らか。シワになりにくい。
デメリット
他の繊維に比べ割高
麻
用途
ケースメント・シアーカーテン・プリントカーテン
特徴・メリット
耐水性、耐熱性に優れ、吸水性、透湿性、通気性があり、サラッとした感触がある。
デメリット
シワになりやすい。独特の匂いがある。ドレープ性には欠ける。
化 学 繊 維
ポリエステル
用途
シアーカーテン・ドレープ・プリントカーテン
特徴・メリット
ボイル・レースカーテンの99%を占め、現在カーテンの主力繊維となっている。適度な強さ、伸び、しなやかさがありシワになりにくい。紫外線に曝されても繊維が弱くならない。熱に強いため、プリーツ性がよい。防炎加工ができる。
ペットボトルからの再生糸もある。
繊維のなかでは比較的低コスト。
デメリット
吸湿性が小さいので、帯電しやすい。(帯電防止加工の研究が進められている)
アクリル
用途
ドレープカーテン
特徴・メリット
アクリロニトリルの重合物を主成分とする合成繊維。羊毛に似た柔らかい感触、耐薬品性、防虫性に優れ、比較的シワになりにくい。
デメリット
後処理で防炎加工ができない。
アクリル系
用途
レース・ケースメント・ドレープカーテン
特徴・メリット
ポリアクリロニトリルとポリ塩化ビニルの共重合で、難燃繊維。ウールライクの風合いを持ちホテル、病院などの防炎規制された場所に用いられる。
デメリット
後処理で防炎加工ができない。
ナイロン
用途
シャワーカーテン
特徴・メリット
デメリット
カーテンの素材としては適さず、ほとんど使用されていない。
レーヨン
用途
過去にはドレープ・プリントに使われていた。
特徴・メリット
染色性・加工性が良い。
デメリット
シワになりやすく、寸法の安定性に欠ける。現在ではレーヨンの生産を中止するメーカーも多い。